鳥の鳴き声にウトいTELがやってきたのは、山の中の観光旅館。
廃墟はそこへたどり着く道から、もう廃墟を表している。
水車も庭園も揃って逝く律儀さ。
山門の向こうはHW館。
建物の外見は割と古びてない。
ツタの野郎は気味の悪い生物の代表。
廊下は植物のせいで暗くなっている。
館内はホコリが堆積し、風が舞い込んでいる事を示す。
障子や畳は整理されているが、しかしここでも障子破りの法則はキチンと守られていた。
テレビの古さがイイ味を出している。足つきテレビ。偉い人にはわからんのですよ。
鏡を割られた上転がされた鏡台。レイプされた女性のようだ。
テレビの古さと浴槽のデザインの年代にギャップがある。
厨房というよりも台所。冷蔵庫もビンテージ。
廃墟には宗教の本がよく落ちている。信じたものはなんだったのか。
聖典は、最近ではブックオフで100円。
ここはHW館もセットで逝ってます。そちらもご覧下さい。
|