緑に覆われる元水道施設。
シンボルの給水塔。今でも水がしたたる。
本館はもう完全に植物に侵食されている。
宿直室だったと思われる建物にはエロ本やビデオが溢れる。
廃墟にはつきものだが、これは後から持ち込んだようだ。
口を半開きにしたマヌケ顔の女が銃口を向けている。こんなのに殺されたくない。
もう一つ、隅に小屋がある。
ボンベ室にはプロパンガスを固定していたチェーンが残る。
そして何故かここにブラジャーが残る。盗んだものか、ここで脱いだのか・・・・・
入口。ドアは閉まっているが無意味。
部屋数は多いが、生活空間と仕事空間が混ざっている。
一昔前の「コンピューター」が残った。この時代の機械は堂々としていた。
超音波を使った検出装置。ローテクの遺跡。
水道施設ならではの機械が錆びてなお残る。
バルブマニアが泣いて喜ぶ写真。
蛇口マニアが座り小便を漏らして喜ぶ写真。
トイレにも侵入する植物。アンモニアという肥料を求めたのか。
風呂場には電話。ここに置かれてから相当な月日が経っている。
食器棚があったということは、ここで飲食していたのだろう。
薬品試験の道具が。
消毒用アルコールとシリカゲル。どうということはない薬品しか残っていない。
鳥さんがここで白骨化。出れなくなったのか。
植物に蹂躙された水道施設を去ります。
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