名称 TGグラス
所在地 ***
探索日 2004/12/15
廃墟開始日 2001年3月頃閉鎖(推察)
分類・規模 工場(ミュージアム併設)
撮影 TEL
写真コメント pcfx


カコスミタイトルはここから取った。ガラス生産の地で朽ちる色あせた看板。



廃墟としては丁度いい朽ち具合。錆と崩壊の始まった季節。



ガラスを溶かすための炉。レンガの色が味を出している。



もちろん、今はもう中身は撤去されている。しかし中で食事をする気にはならない。



大きな炉には制御装置が。旧式の制御盤にメーター。松本零士的メカ。



巨大なイモムシのようなスポットクーラー。ガラス工場は高熱になるため、このような施設がある。



工場内の風通しを助ける大型扇風機も、今は錆オブジェ。



事務所は何もかも置きっぱなし。書類がかき回されている。倒産物件を最初に荒らすのは債権者。



年度末で時が止まった。廃墟のカレンダーが止まるのは年末と年度末が多い。



事務所には松下幸之助の巻き物があった。経営者のバイブル。



この工場にはミュージアムも併設されていた。



放置されたショーケース。買うと結構高い。



ガラスのバイオリン。そのものはもう撤去されたいた。



ごく最近作られたばかりのような美観を保ったまま閉館。



撮影はお断りだったようだ。すいません。




物件の感想 by pcfx

付近に現役のガラス工場がある中、ここは閉鎖していました。

せっかくミュージアムまで設けたのに、経営は破綻したようです。

館内にはさほど商品価値のないガラスの小物がたくさん放置されて
いましたが、ガラス実用品から芸術品へと生産を切り替えたところで
終了となってしまったようです。

営業当時は灼熱だった工場も、今は寒々しい廃墟となってしまいました。