名称 ホテルME
所在地 ***
探索日 2004/12/25
廃墟開始日 不明
分類・規模
宿泊施設(モーテル)地上1階、地下1階
撮影 TEL
写真コメント pcfx


ある意味この世の果てにある、来客を阻む立地のアンチホテル。



火事によって大半が焼失した。



真珠の名を冠した部屋も、時代と経営状況と共に朽ちていった。



クーラーは中途半端な位置に取りつけられ、誰もおかしいとは思わなかった。



受信専用の電話機は、いまでも受信を待っている。物言わぬ聞き役。



湯船の底の形状は、そのまま男女の入浴姿勢を強制する効果を持つ。タイルのベッド。



料金は組合で決められていた。料金で勝負もできない拘束。運命。



別の部屋の多くが焼失している。



夢の間は残っていた。



ピンクの障子紙は光沢がある。愛はドピンク。愛とは下品そのもの。



洗いっこ専用イス。性の遊戯は子供の遊びに近い所に存在する。



固定資産税は未納のまま、オーナーは債権者に。



昭和46年下半期の伝票。ここで睦んだ愛を量的に数値化した記録。なんでも数量化。



白ヤギさんたら読まずに逃げた。



物件の感想 by TEL

スゴイ立地の物件。しかしこの奥に現役ラブホがあるので驚き。付近にもう1件廃墟
ホテルあり。

火災により建物はひどい状態。地階にある「パールの間」と「夢の間」の2室のみ辛う
じて当時の様子を伺い知ることが出来る。

ねずみが居て鳴き声と走り回る音が聞こえる。崩壊の危険が高く立ち入りは危険。
灰が舞い、足元は踏み抜き危険、埃濃度が特濃です。

レトロな電話とレトロなエアコン。これを見つけて大満足。
オーナーは大場舜一様と推察いたします。(ポストの名義人)よって当時はお住まい
だったかと推察も致します。が、焼け跡より平成13年には違う青木嘉宏氏の名義で
同住所の固定資産が支払われているのでオーナーが変わったかと推察いたします。